昔の人は健康や豊作を願って、季節の区切りごとに行事を催し、祈りや感謝を込めてお菓子をお供えしたそう。だからこそ和菓子は、四季を表したものが多いのです。 大阪、八尾で昔から愛される「丸芝饅頭堂」では、そんな和菓子を季節に応じて取り揃えています。材料は変えず昔からの味わいを大切に。皆様の笑顔を思い浮かべながら、一つひとつ丁寧にお作りしていきます。
季節を大切にする日本人だからこそ、和菓子をもっと知っていただきたい。当店でご提供する和菓子は季節に寄り添い、その時々の気候に合わせご提供しています。
※その年により、販売の時期を変更することがございます。
※価格は全て税込みです。
イチゴ大福といえば、甘酸っぱいイチゴとあんこのコンビネーションが魅力。粒あんとこしあんからお選びいただけます。味の決め手のイチゴは、奈良の“古都華(ことか)”を使用。クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーには、2Lサイズの大きなイチゴを入れた特別なものをご用意しています。
大きめの豆をゴロゴロと入れた豆大福は、縁起物としての側面も持っています。丸芝饅頭堂では、豆の数は必ず“7つ”。遥か昔から“7”という数字は吉数とされてきました。なめらかなこしあんとホクホクの豆の食感が楽しいお菓子です。
現在では通年食べられているみたらし団子は、元々は寒い時季のお菓子だったのをご存知ですか?香ばしく焼き目を付けたモチモチのお餅に、たっぷりとかけたとろとろの醤油タレ。その美味しさに老若男女問わず愛されるお菓子です。
桜の葉でお餅を包み込んだ桜もちは、言わずと知れた春の代名詞。関東と関西で形が変わることでも有名ですが、丸芝饅頭堂では、関西流の道明寺餅をご用意しています。 蒸した餅米を粗く挽いたお餅部分はしっとりと、つぶつぶ食感もまた特徴です。
早春を代表するお菓子です。 モチモチの求肥であんこを包んだウグイスは、春を告げる鳥“鶯(うぐいす)”を彷彿させるような可愛らしい見た目も魅力の一つ。よもぎを練り込んだ生地であんこを包み、仕上げにきな粉をまぶしています。
5月5日の端午の節句の供え物といえば、やはり柏もちが有名ですよね?団子の生地でなめらかなこしあんを包み、最後に柏の葉でくるんで完成。柏の葉は、新芽が育つまで落葉しないことから、子孫繁栄の意味を持つため、この日に食べる習慣があります。
日本では、昔から保存食として食べられてきたチマキ。柏もちと並ぶ、5月5日の端午の節句のお供え物です。笹の葉で、モチモチとした餅米を包み込み、蒸して作ります。 葉を開くと、中から笹の良い香りがほんのりと立ち上がります。
澄みきった葛練りの向こうに、ほんのり見えるあんこが清涼感を演出。そのみずみずしい見た目が、夏の暑さの中に涼しさを見出すということで、昔から愛されてきました。ぷるっとした食感と、中に入れたなめらかなあんこが絶妙に合わさります。
その涼しげな見た目には、思わず夏の蒸し暑さを忘れるはず。夏を代表するお菓子である水まんじゅうは、半透明のドーム型が特徴。あっさりとした甘味と、つるりと食べられる軽い口当たりが、人気の秘密です。
小豆をあんこにする際に水の配合を多くし、やわらかく仕上げた水ようかん。夏のイメージが強いと思われがちですが、実は、昔はおせち料理に入れるものとして、お正月の寒い時季のみに作られていました。丸芝饅頭堂では、栗入りと栗無しの2種をご用意しています。
中秋の名月には、月見団子が欠かせないでしょう。ススキを添えてお団子を月にお供えする。江戸時代から続くこの習慣は、穀物の収穫に感謝をする大切な行事です。 モチモチのお団子のまわりに、なめらかなあんこを付けた関西風でご用意しています。
“安倍川もち”という名は、実は徳川家康が名付けたそう。お餅の周りにきな粉をまぶしたこの商品は、静岡県の名物でもあります。江戸時代から愛されるその味わいは、今では全国的に人気。お餅のやわらかい食感と、きな粉の香ばしさが相性抜群です。
薄皮で、中にあんこがぎっしり入っているのが特徴の田舎まんじゅう。白いお饅頭が「雪」、透けて見える餡が「土」と、雪景色を表した冬のお菓子です。蒸して作っているためふっくらとしており、やさしい味わいを楽しめます。
わらび餅は昔から、移動販売などが盛んなことから家庭で馴染みのあるお菓子でした。時代が進むにつれ、移動販売は減少しておりますが、今でも夏季のおやつはわらび餅という家庭は多いのではないでしょうか。わらび粉のもっちりした食感を楽しみながら移ろう季節の変化を感じてください。
土用もちとは、丑の日に食べる「あんころ餅」のことをいいます。あんころ餅は、「あんこがお餅を衣のように包んでいる」ことから名付けられたともいわれています。暑い夏を乗り切るために甘いお菓子をお召し上がりください。